入谷の鬼子母神と上野公園 その2
科学博物館の前の広場の木陰で一休みする。ここでは今、特別展「恐竜博2011」を開催している。入り口には夏休みの日曜日ということもあり、子供連れの親子が長蛇の列をつくっていた。
しばらく休んだ後、木陰を求めて国立博物館の前を通り過ぎる。ここでは特別展「空海と密教美術展」を開催している。近いうちに来てみようと思っているが、今日は人出も多くパスする。
動物園の旧正門の通りを進む。この道は、上野公園の中でも好きな道である。今の正門は昭和36年(1961年)に作られたというから、旧正門はそれまで使われていたのだろう。子供のころの記憶は、こちらの門である。
この道を抜けると、現在の正門に至る。それまでの静かな雰囲気が一変し、賑やかな様相となる。入園者も結構多いようだ。さらに先を進み、精養軒の前を過ぎると、上野東照宮である。徳川家康、吉宗 慶喜を祀っている。何度も前を通り過ぎているが、参詣したことはない。せっかくなのでお邪魔してみることにする。
大鳥居を潜ると、直ぐ先に瀟洒な門があり、石灯籠の参道が続く。奥には本殿が見えている。
本殿に近づくにつれ、なんとなくおかしい。どうやら工事中のようだ。さらに近づくと、本殿と思っていたものが、工事現場を覆う幕にかかれた絵(写真?)であることが判明する。しかし良く画けている。遠くから見ると、本物と見間違えてしまう。嫁さんと大笑いである。
東照宮を後にして少し行くと、笹薮の中の石の上に、野良が2匹昼寝をしていた。丁度そのとき、自転車に乗ったおじさんが来て、猫に声をかけた。猫は身も軽く自転車によってきた。どうやらご法度の餌付けをしているようだ。このおじさんにはご法度の意識はないのだろう。
さらに進む。今度は上野大仏である。これも見たことがない。石段を登った高台にあり、青銅製の大仏の顔だけが安置されている。この大仏は、1631年に造営されたという。その後火災に遭い、1841年に新鋳された。関東大震災では、仏頭が落ち、それが現在安置されているものである。仏体は、第二次世界大戦で消費されたという。そういえば、全国のお寺の梵鐘も、多くが供出させられた。こんな有様で勝てるなど、誰が考えてもありえない。きしくも明日(8月15日)は敗戦記念日である。
上野公園には何度も来ているが、灯台下暗しではないが、知らないことが沢山ある。そろそろ昼時になり、不忍池に下りてみることにした。池のそばまで来ると、なにやら大きな花が開いている。蓮である。30cmほどもあろうかという見事な花である。それが池の一面に広がっている。こんな豪勢な蓮を見るのもはじめてであった。
蓮を鑑賞しながら弁天様にお参りし、御囲地町に出る途中の寿司屋で昼食とする。その後、飲み屋街のはずれにあるブティック風の店の前で、一服する。どうやら、夜の女性相手のブティックのようで、ショーウインドウに飾られた派手なイブニングドレスの値段は結構安かった。
炎天下の短時間の散歩であったが、楽しい発見が盛り沢山のツアーであった。






































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