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2011年7月の5件の記事

2011年7月26日 (火)

7月の小石川植物園から日本橋へ その3

次は日本橋である。日本橋まで歩いたわけではない。たまたま日本橋のある店で夕食をとることにしており、植物園はそのおまけであった。白山の駅まで戻り、三田線で大手町に出て、東西線で一駅である。

日本橋は自転車で何度も渡っている。しかし、しげしげと見物したことはない。灯台元暗しである。時間も少々あったので、橋の周辺をうろうろと散歩してみることにした。橋の袂では、遊覧船の案内をしていた。そういえば2ヶ月ほど前であったか、TVで日本橋川周辺を船で巡るツアーをはじめたというニュースが流れていた。時間はたっぷりあるのだが、残念ながら30分おきに出るどの船も満席であった。今日は日曜日である。当然か。

日本橋の全景を見るには、橋を離れなければならない。そこで一本上流側の橋に行ってみることにした。150m程先の西河岸橋である。江戸時代の古地図では該当する橋がない。大正14年建設というから、関東大震災後に作られた橋である。橋の南が西河岸町という名前であったことに由来するという。
(日本橋界隈の江戸古地図:http://onjweb.com/netbakumaz/edomap/Edo202a7.pdf

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橋の上から日本橋を眺望すると、その首都高速の高架脚が林立し、何とも情けない風景である。浮世絵に残る風景など、微塵も感じられない。昭和39年の東京オリンピック時代に今の姿になったようだが、都市計画とは何なのか考えさせられる。20110717161719

さて、日本橋だが、ご存知のように日本の道路の基点になっている。室町側の橋の袂には日本国道路元標が据えられている。20110717163353

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橋の欄干は石つくりで、要所に鋳物の豪勢な飾りが据えられている。袂のものは獅子であり、東京都のシンボルマークを脚で踏みつけている。20110717163317

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中央にはガス灯のような大きな飾りがあった。なかなかレトロな感じがして見事である。しかし、上に覆いかぶさる首都高は、繰り返しになるが野暮である。20110717163737

日本橋から銀座方面を眺めて、道路標識が気になった。20110717164200

まっすぐに南下するのが15号で、1号線は右折している。もともとは今の15号線が1号線であったが、交通量の緩和のために大正から昭和の初期にバイパスが設けられ、こちらが1号線になってしまったようだ。これも野暮な話で、新しいほうを15号線にすればよかったのだ。因みに、今の1号線は永代通り、日比谷通り、内堀通り、桜田通りと渡り歩き、第二京浜となって横浜まで続く。

2011年7月25日 (月)

7月の小石川植物園から日本橋へ その2

植物園の北西側には、樹齢の古いさまざまな種類の木々が植えられている。森の中にいると、外の暑さも幾分軽減される。ただし、薮蚊が結構寄ってくる。途中に大きなモミジハスズカケノ木があった。住んでいるマンションの前の公園にも、大きなこの木があったが、名前を知らなかった。20110717141913

林の下草に、黄色い小さな花を見つけた。多分ダイコンソウだろう。20110717141018

ムサラキカタバミも咲いている。20110717142643

スズカケの先には、りんごのような大きな実をつけた、屋久椿があった。20110717142625

林を抜けると温室の前の桜並木に出る。道端のベンチでは、入園者が涼を取っていた。20110717143402

近くには売店があり、アイスクリームをいただく。その脇にキソケイの花が咲いていた。20110717144529

また、売店の脇には薬草保存園があり、多くの植物が植わっている。しかし季節が悪く花をつけている植物がほとんどなく、、何がなにやら分からない。その中で、ミソハギが少々元気のない花を咲かせていた。20110717145101

気になる黄色い花があった。アザミケシ(薊罌粟)という、北米南部・メキシコが原産の一年草らしい。茎や葉から出る汁には毒があるという。これも薬草に使うのだろうか。20110717144917

しばらく休憩した後、少しだけ奥に戻り、南の池に向かって斜面を下る。池の辺には、ヤエクチナシが豪華な花をつけていた。20110717151508

さて、植物園の印象である。なんとなく手入れが不十分に感じる。札幌の北大植物園にも自然が多く残されているが、肝心のところは人の手をいれ、入園者の利便を図っている。隣接した博物館への入館が直接できないというのもいただけない。しかし、都心でこれだけ自然が残されているところは少ない。もっと花の多い季節に、また訪ねてみよう。

2011年7月24日 (日)

7月の小石川植物園から日本橋へ その1

先週の日曜日(7月17日)、午後の強烈な日差しが降り注ぐ中、酔狂にも白山の小石川植物園に出かけた。目的があったわけではない。まだ訪ねていなかったことが、強いてあげれば理由である。まあ、単なる暇つぶしともいえる。

半蔵門線の神保町で都営三田線に乗り換え、白山で降りる。駅を出て右に進み、白山通りの白山下交差点を渡って坂を上っていく。右手には、東洋大学の第二キャンパスがある。上り詰めた左手に森が見える。小石川植物園である。

さらに植物園の脇の道を150m程下り、突き当りを右に折れたところが、植物園の入り口である。入り口の前に煙草やがあり、入場券販売所なる看板が掲げてあった。怪訝に思ったが、店番をしているおばさんから嫁さんの分を含めて2枚購入できた。確かに、植物園の入り口には、入場券をチェックする職員がいるのみで、販売はしていないようだ。それにしても暑い。

小石川植物園は、植物学の教育・研究を目的とする東京大学の教育実習施設だという。貞享元年(1684)に、将軍職に就く前の徳川綱吉の白山御殿の跡地に徳川幕府が作った「小石川御薬園」がこの植物園の前身という。確かに、木々の樹齢は古いものが多い。
(小石川植物園のHPです。)

入り口で園内の案内図を頂戴し、早速見物である。入園者は暑さのせいか、ちらほら見かける程度である。最初の曲がり角で左に折れ、南側に配された池に向かう。こちらの方が木陰で涼しそうであった。

池の辺には、ミズカンナが濃い紫の花をつけていた。20110717134621

池の周りの手入れはあまり良いとはいえず、植物の名前の表示も少ない。池ではウシガエルが低い声を林に響かせていた。20110717134946

少し先の池には、根元が奇妙な形をした木が生えていた。スギ科のラクウショウという種類で、北米東南部が原産という。20110717135240

植物園の一番奥には日本庭園があり、その奥に東大総合研究博物館小石川分館がある。旧東京医学校の本館で、元は本郷キャンパスにあったものを移築したという。なかなか美しい建物である。20110717140008

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この博物館は入館料が無料だが、植物園から直接入ることができない。近くに植物園の出口があり、そこから入館でくるらしいが、またもとの植物園入り口に戻ることになる。一寸工夫すれば二つとも楽しめるのに、なんともお役所的なのだろう。今回はあきらめて北側の道を進む。
(東大総合研究博物館のHPです。)

2011年7月 2日 (土)

東京南西ポタリング散歩 その2 多摩川台公園・大井埠頭中央海浜公園

しばし涼を楽しみ、渓谷を後にする。出口で、同年輩のご夫婦に多摩川へ抜ける路を聞かれる。渓谷から多摩川に抜けていかれるようだ。丸子川の道は、自転車よりも歩く方が楽しめるかもしれない。丸子川の左岸に入り込む路は、どれも急な坂道になっている。武蔵野崖線を感じさせてくれる。

東急東横線の多摩川駅の手前には、多摩川台公園がある。その先は浅間神社である。神社は何度か行っているので、駅を回りこんで公園に入ってみた。多摩川に面した側からは階段になっており、自転車では登れない。

この公園もはじめてだ。紫陽花や、さまざまな花が咲いていた。平日の午前中ということもあり、暇な中年以降のおじさん・おばさんが散策している。といっている当方もその一員ではあるが。

台地の上には、いくつかの区画に分かれ、水生植物や、花壇がしつらえられている。20110628103757

ここでいくつか花を紹介しておこう。まず、トモエソウ(巴草:オトギリソウ科)。この花は、花びらの片側が捩れており、巴に似た形のために命名されたようだ。結構いろいろなところで見かける。後で気がついたが、住んでいるマンションの植え込みにもあった。灯台元暗しである。20110610125617

モモイロヒルザキツキミソウ(桃色昼咲き月見草:アカバナ科)。北アメリカが原産の帰化植物ということだ。20110628102956

ハンゲショウ(半夏生:ドクダミ科)。花に近い部分の葉が、白く変色する特徴がある。20110628103302

ミソハギ(禊萩:ミソハギ科)。お盆のときにお供えの花に使われるらしい。わずかこれだけ調べるのが大変だった。20110628103557

最後に、入り口の近くにあった紫陽花を紹介しておく。20110628104349

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夏の花も十分堪能できた。公園を後にし、多摩川のサイクリングロードを六郷まで下る。ここから第一京浜に入り、大森警察署前の交差点で海側に渡る。次は大森ふるさとの浜辺公園に寄るつもりだが、昼も近くなったので、途中の蕎麦屋で昼食にする。

大森ふるさとの浜辺公園には、自転車で何度も来ている。水遊びもできそうだが、水に入っている人はいない。東京の河川の浄化が進み、東京湾もかなりきれいになったと思うが、積極的に水につかる人はいないようだ。20110628121805

隣は平和の森公園である。ここにはテニスコートやアスレチック施設がある。千葉の野田にある清水公園には、大規模なアスレチックコースがあり、その一部に池を渡るようなルートがあった。柏に住んでいた頃、夏に子供をつれて遊びに行き、よくそこで水に転落する人を見ていた。ここにも、池越えのルートが設置されているが、今日は平日ということもあり、誰も遊んでいない。

次は大井埠頭中央海浜公園である。そこへ行くには首都高羽田線を越えなければならない。平和島の大きな交差点に掛かる陸橋を渡る。ここを通るときにいつも感じるのだが、何故これほどまでに自動車優先の都市計画をしなければならないのだろうか。お台場や有明に行こうとすると、自転車ならば銀座から晴海を抜けて回り込まなければならない。品川からすぐだというのに、歩いても、自転車でも、直接のアクセスはできないのである。

さて、不平は棚上げにして、京浜運河を渡ると大井埠頭中央海浜公園に到着する。20110628122916

対岸には大井競馬場の正面スタンドが見える。20110628123338

この公園も樹木が多く、風は心地よい。ただし、夏場は若干運河の水が臭う。運河の岸辺では、釣りを楽しむ人で賑わっている。20110628124508

道に眼を落とすと、木漏れ日がゆらゆらと揺れている。太陽の丸いピンホール像である。日食の時には三日月形の木漏れ日になり感激するが、今日は○である。20110628123836

林間の道が切れる頃、小休止をとる。ふと運河を眺めると、ボラの稚魚が群れ、水クラゲがプカリプカリと泳いでいる。あらためて、夏らしさを実感する。20110628130050

後は目黒川を遡上して帰宅。半そでのサイクリングウエアだったため、両腕がかなり日焼けしてしまった。

2011年7月 1日 (金)

東京南西ポタリング散歩 その1 善養密寺・等々力渓谷

6月28日の火曜日、梅雨とは思えない猛暑の中、二子玉川から六郷、第一京浜のコースをポタリングした。ただし今回は、道を楽しむをテーマにのんびりと巡ることにする。あらかじめ決心しておかないと、装着したサイクルコンピュータ(自転車用走行メータ)の数値を気にしながら走ることになってしまう。

まずは246号線を二子玉川まで。いつもなら、田園都市線の駅を越えて橋を渡り、対岸のサイクリングロードを川崎方面に走るのだが、今日は東京側を走ってみることにした。昔、二子玉川には遊園地があり、ビックリハウスやお化け屋敷など、子供の楽しめる施設があった。今はその跡形もなく、東急の建設した高層マンションが立ち並んでいる。

駅の少し上流で多摩川に流れ込んでいる野川の一部が別れ、多摩川に平行した用水となって流れている。二子玉川より下流側の崖は、武蔵野崖線の南外れになるが、崖下に沿って丸子橋の先まで続いている。下流の標識によると丸子川(昔は六郷用水)というらしい。用水に沿った家は、専用の橋を入口にしており、駐車場を兼ねた家も多い。20110628091817

第三京浜の橋を潜り、400m程行くと、善養密寺という寺がある。真言宗智山派の寺である。この道を通ったことがあるような気もするが、このお寺は初めてである。入口からして異様な感じである。羊の石像をはじめとして、寺との関係がよく分からない石像がごろごろしている。20110628090818

庭の手入れは行き届いており、本堂もそれなりに立派である。唐招提寺様式というらしい。20110628091017

しかし、お堂の前にぶら下がっている鈴は、直径10cmにも満たない小さなものであった。お堂とのバランスが悪い。20110628091234

金堂の前には大きな榧(かや)の木がある。根元は大きな洞が空き、洞の奥に石柱が安置されていた。20110628091141

帰り際に、車で来たご夫婦が参詣していた。檀家なのだろうか。あとでNETで調べると、結構多くの人が不思議な寺として記事を書いている。今回はざっとお参りしただけだが、近いうちにじっくりと参詣させていただこう。

さらに丸子川の側道を進むと、用水が直角に交わっている。脇にはポンプ小屋があり、その手前の石組みから、勢いよく水が丸子川に流れ出ている。20110628095240

クロスしているのは谷沢川であり、この上流に等々力渓谷がある。写真の左、電柱の後ろに小さく白く見えるのがポンプ制御筐であり、さらに左手前の柵の下が石組みである。20110628095354

どうやら丸子川はいったん谷沢川に流れ込み、その谷沢川の水の一部をポンプアップして、丸子川に流しているようだ。すなわち、丸子川はここで終わり、ここで始まっている。20110628095256

昔はちゃんと2層構造で交差させていたらしい。詳細はこちらのHPに詳しい。
(丸子川:http://www.tamagawa-kisui.jp/ref/ref8/ref-8.html

等々力渓谷は久しぶりである。寄ってみることにする。住宅地が切れ、鬱蒼とした林間に入ると、とたんに涼気に包まれる。都内とは思えない景観である。深山幽谷と形容しても大げさではない。20110628092120

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渓谷に入ってすぐの左斜面には、日本庭園が築造されている。竹林と、枯山水が崖の斜面に築造されている。20110628094813

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等々力不動尊へ登る入口の橋(利剣の橋)を渡った左手には、水行を行うための小さな滝(不動の滝)がある。白装束を身にまとった雲水のような方が、水を浴びていた。今のシーズンなら、修行というより水浴びといった風情である。写真を撮るのははばかれた。20110628092333

さらに上流の橋を渡ると横穴古墳の遺跡がある。その橋のたもとには、トキワツユクサ(ツユクサ科)が群生していた。持参したデジカメは古い機種で、クローズアップ撮影がままならない。若干ピントがぼけているがご容赦ください。20110628092653

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