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2011年5月 6日 (金)

眼振とめまい その5

平衡器官を含め、神経系の病はなかなか見立てが難しいようだ。また、めまい外来に訪れる患者も、一過性の症状が治まってしまうと、継続的な治療を受けずに医者を離れてしまうらしい。そのため、めまい外来そのものの運営が難しいらしい。

話は変るが、病院で受けた検査のデータは誰のものだろうかと考えてしまった。MRI検査の結果は、封筒に入れられ封をとじられていた。検査報告書もさることながら、CD-RのMRIの画像データには興味があったが、中身は確認できない。さらに、耳鼻科の医者は画像を説明するでもなく、単に問題ないとの説明で終わってしまった。

医者はもっと検査の目的や検査結果を、患者に詳細に伝えることが必要だろう。決して安くはない医療費である。ましてや患者はかなりの時間を検査や治療に費やす。インフォームドコンセントをもっと徹底させることが必要だし、患者ももっと要求すべきかもしれない。

個人の検査データが個人のものとして管理されれば、医者が変っても重複した検査を受けなくて済む。個人別の電子カルテなる仕組みが、かなり前から議論されているが、一向に実用化される兆しがない。医療費の軽減にもつながることなのだが。

また、めまいなどの症状は言葉で説明するのが難しいときがある。患者が感じているさまざまなめまいの状態を、モデル的な映像で示してくれれば、自分お状態をもっと判別しやすいのではないかと思ったりした。検査方法についてもまだまだ工夫の余地がありそうである。

さらに話が変る。昔、ヒッチコックの”めまい”という映画(1958年)があった。ジェームズ・ステュアートとキム・ノヴァクが主演した映画である。ある事件のショックで高所恐怖症によるめまいを発症し、警察をリタイヤした元刑事が事件に巻き込まれる話である。詳しいストーリーは忘れたが、この映画や”サイコ”など、ヒッチコックには心理的な問題をテーマにした映画が多い。一般の病気と異なり心理や神経・感覚器官の異常は、一部の疾病を除いていまだ原因究明が難しく、治療法も確立していないように思う。患者がそれを表現する手段を持たず、それを計る検査手法がまだまだ不十分なためだろう。

ともかくも、これも老人性疾患症候群の一つかもしれない。

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コメント

初めて伺いましたが、大分前から気になる症状が続いていたのですね。検査結果に問題がなく、一安心ですが、症状が治まらないのは気になりますね。お大事になさってください。
小生も、先日耳鳴りがするなどして耳鼻科にかかりましたが、加齢による聴力低下以外は問題はなさそうで、そのうち症状も治まりました。歳とともに、いろいろ不具合が出てきますが、留意して過ごしたいと思います。

ご心配有難うございます。おそらく自律神経系だろうと思います。平衡器官を含めて神経系の症状にはいろいろな因子が係わっているようで、医者といえども見立ては難しいのでしょう。昨年の遍路のときも眼振はあったのですが、日常的には全く支障はありません。しばらく様子見です。(家主)

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